2026/5/24
習志野市議会議員の三代川ゆうやです。
令和7年国勢調査速報で、習志野市の人口は微減となりました。
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/press/2026/0520sokuhou.html

具体的には、
令和2年:176,197人
令和7年:176,000人
5年間で197人減少。
増減率は▲0.11%です。
一方で、世帯数は、
令和2年:79,423世帯
令和7年:82,662世帯
3,239世帯増加しています。

人口は微減で、世帯数は増加。
つまり習志野市では、「人の数」はほぼ横ばいから微減に入りつつある一方で、「世帯の数」は増えています。
これは、
・単身世帯の増加
・高齢夫婦世帯の増加
・世帯人数の減少
など、まちの構造が変わり始めている可能性を示しています。
「197人しか減っていない」とも言えますが、
私は、この変化を小さな数字で終わらせてはいけないと思います。
⚫️千葉県全体でも人口減少へ
千葉県全体でも大きな変化がありました。
令和7年国勢調査速報で、千葉県の人口は625万8,512人。
前回、令和2年から25,968人減少しました。
これは大正9年(1920年)の第1回国勢調査開始以来、初めての人口減少です。

100年以上続いた人口増加に、一つの転換点が来たと言えます。
一方で県内を見ると差も出ています。
流山市、印西市、千葉市、船橋市など増えている自治体がある一方、東側地域や南房総地域では減少が大きい。
同じ千葉県でも差が出始めています。

⚫️習志野市の197人減をどう見るか
習志野市は、これまで人口が増えてきた街です。
・都心へのアクセス。
・コンパクトな市域。
・教育・文化・スポーツ資源。
いわゆるベッドタウンとして人気で、
「選ばれる街」として成長してきました。
だからこそ今回の微減を、
「まだ大丈夫」で終わらせてはいけないと思います。
背景として考えられることは複数あると思います。
① 大規模住宅供給の一巡
奏の杜などの開発によって人口増を支えてきた時期がありました。
しかし住宅供給による人口増は永遠には続きません。
人口増加の流れが自然に続く時代ではなくなっています。
② 住宅価格・地価上昇
習志野市は一定の人気があります。
人気があるからこそ住宅価格や地価も上がる。
それ自体は資産価値の面では良い側面があります。
一方で、
「住みたいけれど住めない」
「若い世代や子育て世代が周辺自治体へ流れる」
そうした課題も生まれます。
③ 少子高齢化・自然減
全国共通課題ですが避けられません。
転入超過だけでは支え切れない時代に入っています。
④ 外国人住民の増加と多文化共生
もう一つ重要なのは、外国人住民の存在です。
習志野市でも外国人住民は増加傾向にあり、人口を支える重要な存在になっています。
働く人材としてだけではなく、地域で共に暮らす「市民」として、多文化共生の視点はこれからさらに重要になります。


⑤世帯数増加が示す社会構造の変化
人口は減るが世帯は増える。
これは、
・単身世帯増加
・高齢夫婦世帯増加
・世帯人数減少
などの可能性を示しています。
⚫️市内でもエリアごとの差が見えてくる
人口推計では、
奏の杜、谷津、鷺沼・鷺沼台エリアは比較的維持・増加傾向。
一方で、実籾・新栄、香澄・芝園、秋津・茜浜、袖ケ浦エリアなどは減少傾向。


同じ習志野市でも地域ごとに状況は異なります。
・大型開発がある地域
・住宅供給が落ち着いた地域
・高齢化が進む地域
地域ごとの変化を丁寧に把握し、それぞれに合った施策を考える。
人口減少時代だからこそ、「市全体」だけではなく、「地域ごとの違い」を見ながらまちづくりを進める視点が重要になってきます。
習志野市には、これからの人口や暮らしに大きく関わる事業があります。
一つは、鷺沼特定土地区画整理事業。
6,800人程度の人口増が見込まれています。
・道路
・公園
・鷺沼小学校移転
・都市基盤整備
今後の人口構造や暮らしの質を左右する重要な事業です。
ただ住宅を増やせばいいわけではありません。
・子育てしやすい環境
・歩きやすい道路
・安心できる防災環境
・学校や地域とのつながり
・使いやすい公園
そうした「暮らしの質」を高められるかが重要です。
一方でJR津田沼駅南口再開発、モリシア、習志野文化ホール。
津田沼駅南口は習志野市の玄関口です。
ここが長期間停滞すれば、
・商業
・文化
・にぎわい
・回遊性
・「住みたい街」としての魅力
にも影響します。
⚫️約10年後が一つの転換点になる
習志野市の人口推計では、
2035年頃に約17万8千人で人口ピークを迎え、その後2050年頃には17万人前後まで緩やかに減少する見込みとなっています。

つまり、習志野市は今すぐ急激に人口が減る街ではありません。
しかし逆に言えば、「約10年後が一つの転換点」とも言えます。
これまでの強みだけで人口を維持できる時代ではありません。
人口が減っても、
・暮らしやすさ
・地域の魅力
・都市としての活力
それらを維持できる街づくりが必要になります。
⚫️人口を増やせば良いわけではない
人口を増やすことだけが目的ではありません。
大切なのは、
・住みたい
・住み続けたい
・子育てしたい
・年を重ねても安心して暮らしたい
・一度離れても帰ってきたい
そう思える街をつくること。
それが結果として人口維持につながります。
そのためには、
子育て、教育、創業支援等働く場所、文化、スポーツ、防災、市民活動、公共空間、駅前の魅力づくり
等をバラバラではなく、横断的につなげる視点が必要です。
人口はあくまで結果です。
問われているのは、
習志野市がこれからも「選ばれ続ける街」でいられるか。
市民が「この街に住み続けたい」と思える街をつくれるか。
今回の197人減。
この小さな数字を、未来への準備を始めるきっかけにしなければなりません。
約10年後に人口ピークを迎えるとされる今だからこそ、未来を見据えた「攻めの政策」を打つ時です。
これからも、習志野市が「住みたい」「住み続けたい」と思える街であり続けられるよう、未来への投資を進めていけるよう前向きに活動していきます!
こちらに載っています👇
https://www.pref.chiba.lg.jp/toukei/press/2026/documents/r7kokucho-s-siryou.pdf
ついつい書きすぎてしまいました。
長文読んで頂きありがとうございました!
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