梶原 みずほ ブログ
【日本は本当に「ミドルパワー」なのか】
2026/7/20
【日本は本当に「ミドルパワー」なのか→いいえ、違います】
来日していたNVIDIA・フアンCEOが、日本を代表する企業幹部や政府関係者と会い、「次の産業革命はメイド・イン・ジャパン」と語っていました。
もちろん、NVIDIA製GPUへの依存や、フアン氏が世界各国で同様のメッセージを発していることは、冷静に見る必要があります。営業的なリップサービスもあるでしょう。
それでも、日本にはこの言葉を単なるお世辞で終わらせない力があります。
経済、産業、技術、金融は依然として世界有数。ロボット、工作機械、部品、素材、製造現場には、他国が簡単にはまねできない蓄積がある。何より日本の人的資本は世界トップレベルですよね。
日本は海外で「ミドルパワー」に大別されることが多くなってきましたが、違和感があります。強みを十分に生かし切れていない「大国」だと思います。もちろん、軍事パワーでいえば、核兵器も原子力潜水艦も保有しておらず、米国のような軍事大国とは違うのですが、総合力、そして潜在的国力でいえば、カナダやオーストラリアのようなミドルパワーとも同じではありません。
AIを現実の物流、医療、教育へと結びつけるフィジカルAIの時代は、日本が再び世界の産業をリードし、国内投資、賃上げ、人材育成にもつなげる大きな機会になります。
「次の産業革命を日本から」。
それを期待で終わらせず、国内基盤の構築、研究開発、社会実装を着実に実現していきましょう!