さとう しゅういち ブログ
カープ5―3中日 “粘り”が呼び込んだ3カード連続勝ち越し
2026/5/25
カープ5―3中日 “粘り”が呼び込んだ3カード連続勝ち越し
名古屋の空はどこか重い。
パンテリン球場は、カープにとって長く“鬼門”と呼ばれてきた場所だ。
その初回、いきなり0―3。
静まり返るようなビハインドを前に、
試合の行方を悲観したファンも少なくなかっただろう。
だが、今日のカープは折れなかった。
岡本は苦しい立ち上がりから、
五回まで粘りに粘った。
前日の森下と同じく、
「悪いなりに試合を壊さない」 という投球。
この粘りが、後半の反撃を呼び込んだ。
六回、試合が動く。
中日先発・高橋宏斗の球威がわずかに落ちた瞬間を、
ベテランが見逃さなかった。
菊池涼介――
経験がにじむような2点本塁打で、一点差。
長年チームを支えてきた男の一振りは、
若手に火をつけるには十分だった。
続く持丸が、
走者一掃の3点適時二塁打。
迷いのないスイングが、
名古屋の空気を一変させた。
若手が主役になる瞬間ほど、
チームに勢いをもたらすものはない。
九回は森浦が落ち着いて締め、
3カード連続の勝ち越し。
苦手のパンテリンで、
苦手の高橋宏斗を攻略しての逆転勝ち。
この一勝は、
数字以上にチームの“底力”を示すものになった。
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男