2026/7/29
こんにちは、草加市議会議員の佐藤のりかずです。
全2部構成でお届けしている「不登校をはじめとする一人ひとりへの支援」についての議会報告。前編では、草加市の最新の現状と、オンライン学習「ステップルーム」や校内の居場所「ひだまり」が現場にもたらした質的な変化についてお伝えしました。
後編となる今回は、支援を進めるうえで極めて重要な「学校の役割(原点)」と「外部連携」のバランスについて、山本教育長に質した内容を報告します。
ステップルームやひだまり、フリースクール、メタバース事業など、行政や外部による選択肢や居場所が充実してくることは大変望ましいことです。
しかし、選択肢が増えるからこそ、私は現場において2つの極端なリスクが生じるのではないかと危惧し、議場で指摘させていただきました。
(もちろん、根底には教員不足や働き方の課題がありますが、今回はポイントを絞って議論しました)
「学校教育の追求」と「外部との柔軟な連携」──この絶妙なバランスをどう取っていくのか。 これこそが不登校支援における教育長の手腕にかかっています。
この問いに対し、山本教育長から主に以下3点の想いが述べられました。
「子どもたちが毎日通いたい、通う意味があると思える学校づくりが基本である」とした上で、それぞれの学級で一人ひとりの存在が大切にされ、お互いの良さを認め合える学級経営こそが、新たな不登校を生ませず、戻ってこられる場になるとの認識が示されました。
すべての不登校を一括りにせず一人ひとりをみる中で、要因や背景は様々であり、学校内だけで対応することには限界がある場合も当然あると認められました。だからこそ、外部と連携して多様な学びの場や居場所を確保することは「不可欠である」と強調されました。
不登校支援の目的は、単に「学校へ登校させるという結果」だけではありません。「子どもたちが自身の進路を主体的に捉え、自分らしく社会的に自立していくこと」が真のゴールであるという共通認識を確認しました。
「学校としての原点」を大切にしながらも、温かく外部に手を取り合える柔軟さを持つこと。不登校というカテゴリーではなく、「1人ひとりの子ども」として徹底的に寄り添っていく姿勢を、教育委員会・学校現場・そして地域社会が一体となって進めていけるように。
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