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ヘアドネーション

2026/5/24

「AYAって芸能人!?」と言われた時代から。愛知のがん患者支援、アピアランスケアの新たな一歩と、ある絵本との出会い

私はこれまで、がん患者のみなさんやそのご家族が、治療中もその人らしく、安心して暮らせる地域づくりを目指し、がん患者支援の充実に全力で取り組んできました。

振り返れば、私が初めて議会で「AYA(思春期・若年成人)世代のがん患者支援」について取り上げたとき、周囲からは**「えっ、AYAってあの芸能人のこと!?」**と言われたこともありました。当時はそのくらい、若い世代のがんや、治療に伴う特有の悩みが社会に認知されていなかったのです。

あれから歳月が流れ、今では社会の認知にも「隔世の差」を感じるほど、理解が広がってきていることを実感しています。

治療と同じくらい、患者さんの「心」と「日常」を支えるために重要なのが**アピアランスケア(外見の変化に対するケア)**です。

愛知県では、2022年度から「乳房補整具」や「ウィッグ」の購入費助成がスタートしました。そして2026年度からは、新たに**「エピテーゼ(人工物で身体の外見を補整するもの)」**も助成対象に加わり、支援の幅がさらに広がっています。

ひと口に「ウィッグ」と言っても、本物の髪の毛を使ったものから人工毛まで、髪質も違えば価格帯もさまざまです。患者さんが自分らしくいられる選択肢を、経済的な理由で諦めてほしくない。だからこそ、こうした公的な助成制度を拡充していくことは本当に意義深いことだと、改めて感じています。

◆ がん教育と、ヘアドネーションを伝える「優しい絵本」

そんな中、私は先日、全日程参加させていただいた「がん患者支援講演会」にて、心温まる素晴らしい絵本に出会いました。

それは、髪を失った患者さんのために自分の髪を寄付する**「ヘアドネーション」**の取り組みを、子どもたちにも分かりやすく、優しく説明した絵本です。

幸運なことに、その絵本の絵と物語を担当されたご本人とお会いすることができ、じっくりとお話を伺う貴重な機会にも恵まれました。

「この絵本は、子どもたちへの『がん教育』の一環として、もの凄く大切な役割を果たしてくれるのではないか」

幼い頃から病気やそのケアについて自然に触れ、思いやりの心を育むことは、未来の優しい社会をつくる土台になります。この絵本が持つ可能性に、私自身とてもワクワクしています。

◆ これからも、声を上げ、走り続けます

「AYAって何?」と言われた時代から、一歩一歩、地道に声を上げ続けてきたことで、愛知県の支援制度は確実に前進しています。しかし、現状に満足するつもりはありません。

制度をさらに使いやすくしていくこと。そして、ヘアドネーションのような温かい心の輪や、正しい知識(がん教育)を地域に広げていくこと。やるべきことは、まだまだたくさんあります。

これからも、がん患者のみなさんの声に徹底して寄り添い、愛知県の支援をさらに力強く後押ししてまいります!

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著者

加藤 たかし

加藤 たかし

選挙 愛知県議会議員選挙 (2023/04/09) [当選] - 票
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肩書 公明党愛知県議団幹事長
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