2026/6/12
昨日の一般質問の「練馬の農業について」の項目のQ&A以下です。
練馬区の風景を形作り、区民に潤いと安らぎを与えてきたもの、それは他でもない「都市農業」です。住宅地と農地が隣り合い、生産者と消費者が日常的に交流するこの環境こそが本区のアイデンティティであり、最大級の地域資産に他なりません。
都市農業には、新鮮な農産物の供給という本来の役割に加え、防災機能の維持、良好な景観の形成、環境保全、さらには食育やコミュニティ形成といった、多機能な価値が備わっています。これらはまさに練馬のブランドそのものであり、単なる産業支援の枠を超えて、次世代へ継承すべきものです。
区長は、練馬区の環境と農業に関して「都市農業と緑を守ること」を公約の柱の一つに掲げ、「農地をなるべく減らさないような方法を考えていく必要がある」と明言されていました。そのお考えを改めて伺うとともに、都市農業の今後の在り方について、区長の基本的な見解を伺います。
これからの都市農業は、若手が主役となり、最新のICTやAIを駆使したスマート農業を積極的に取り入れる「シン・都市農業」へと進化しなければなりません。この実現に向け、意欲ある若手農業者が最新技術や設備投資に果敢に挑戦できるよう、思い切った財政支援を講じるべきと考えます。あわせて、JA等の関係団体と緊密に連携し、新たな販路開拓やマーケティング支援を一層強化すべきと考えますが、区のご所見を伺います。
一方で、都市農業の継続を阻む構造的な壁は依然として高く、厚いのが現実です。特に、生産緑地の維持や相続税負担といった経営上の課題は、個人の努力だけでは解決できない深刻な問題です。「2022年問題」を乗り越えた今、次に見据えるべきは、農地の確実な継承と安定した経営基盤の構築です。農業の振興が、結果として緑豊かな住環境を守ることにも繋がるのではないでしょうか。
そのためには、農業者の不安を払拭し、攻めの経営に転じることができる環境を整えていくことが重要だと考えます。農業経営の多角化や法人化を目指す農業者に対し、専門家を派遣するなどの具体的なバックアップ体制が必要と考えますが区の見解を求めます。
最後に、本区の農業の未来について伺います。農業は、本区の「第3次みどりの風吹くまちビジョン」の根幹です。これに関連し、本区がこれまで開催してきた「全国都市農業フェスティバル」は、都市農業の魅力を発信し、都市農業への理解促進や更なる振興を図るための重要な取組でした。吉田区政の下でも、このフェスティバルを継続し、さらに発展させていくお考えはあるのか伺います。
区長:練馬区の魅力は、公園や農地など豊かなみどりに恵まれている環境です。
都市農地は、新鮮で安全な農産物を供給するだけでなく、環境保全、防災、景観形成など、多面的な機能を有しています。しかしながら、都市農地は後継者不足や相続税の問題などにより、減少が続いています。練馬の農は、私たちのまちのかけがえのない財産であり、何としても守っていかなければなりません。
現在、JA東京あおばの職員の方々と区の職員が農業者の全戸訪問を実施しています。いただいた意見を踏まえ、農業者の皆様が安定的に営農できるよう、支援に取り組んでまいります。また、区民が農にふれあう機会を増やし、都市農業への理解を深めてまいります。
引き続き、JA東京あおばや農業者と力を合わせて、都市農業の振興と都市農地の保全に全力で取り組んでまいります。
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