2026/5/23
備長炭の製炭士の方にご協力いただき、窯から炭を取り出す「窯出し」の瞬間に立ち会わせていただきました。
実際に窯を前にすると、圧倒的な熱気と遠赤外線で近づくのすら一苦労です。炭は一気に出すことはできず、窯口から中の様子を見極めながら少しずつ作業を進めます。窯出しのタイミングやペース、空気を徐々に入れる「ねらし」の塩梅など、そこには文字では説明しきれない職人の深い感覚知がありました。
この尊い職人技を次世代へ繋ぎ、持続可能な生業として残していくにはどうすべきか。
現在、紀州備長炭は良質な原木が枯渇の危機にあります。現状を打破するには、確かな指導で品質低下を防ぎ、資源を活かす「択伐技術」の継承が不可欠です。さらに、獣害から萌芽を守る既存林の維持に加え、耕作放棄地への植樹など、50年後の成木を見据えた新たな森づくりへの長期的な仕掛けも求められます。
現場の熱気に触れ、かつての「循環型で持続可能な炭焼き」を実現していかなければならないと強く感じました。
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