2026/7/14

本庄市議会第2回定例会では、農業委員の定数を19人から14人へ見直す条例が議案として提出されました。
審議を通じて感じたのは、「農業委員」と「農地利用最適化推進委員(以下、推進委員)」の役割は、意外と知られていないということです。
そこで今回は、この二つの役割について分かりやすくご紹介します。
農業委員会は、農地が適切に利用され、地域の農業が将来にわたって続いていくよう活動する行政委員会です。
農地の売買や貸借、農地転用の審査、遊休農地の解消、担い手への農地集積など、地域農業を支える重要な役割を担っています。事務局は市役所内にあります。
農業委員は、市長が任命し、市議会の同意を得て選ばれます。
主な役割は、農業委員会の会議で、
などを審議し、意思決定を行うことです。
言い換えれば、地域農業の方向性を判断する役割です。
一方、推進委員は農業委員会が委嘱します。
地域を回りながら、
など、現場で活動することが主な役割です。
つまり、地域に最も近い立場で農業を支える存在です。

※農水省 農業委員会法改正についてより抜粋
平成28年の法改正以前は、農業委員が会議での審議と現場活動の両方を担っていました。
しかし、農業者の高齢化や担い手不足、遊休農地の増加など、地域農業を取り巻く課題は年々複雑になっています。
そこで法改正により、
と役割を分担し、それぞれが専門性を発揮しながら連携する仕組みへと見直されました。
本庄市では現在、
という体制です。
今回の議案は、国が定める基準や本庄市の基準農業者数の変化を踏まえ、農業委員を19人から14人へ見直す内容でした。
一方で、推進委員23人の体制は維持されます。
つまり、地域で活動する推進委員の体制は変えずに、平成28年の制度改正で明確になった役割分担を前提として、農業委員の定数を見直すものです。
農業委員会は、農業委員だけでも、推進委員だけでも成り立ちません。
「判断する役割」と「地域で活動する役割」が連携することで、地域の農地や農業を守る仕組みとなっています。
今回の議案をきっかけに、農業委員会の役割について少しでも知っていただければ幸いです。

この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>原 よしのり (ハラ ヨシノリ)>「農業委員」と「推進委員」の違いをご存じですか?