東村山市内には9つの駅があり、市の面積や人口を踏まえて考えると、鉄道の利便性には比較的恵まれたまちだといえます。
道路の整備状況を見る数字の一つに、「道路率」があります。
これに対して、道路面積は合計1,825,299平方メートルです。
道路面積を平方キロメートルに直すと、約1.83平方キロメートル。ヘクタールでは約183ヘクタールになります。
1,825,299平方メートル
÷ 17,140,000平方メートル
× 100
= 約10.65%
小数第2位を四捨五入すると、東村山市の道路率は「10.6%」となります。
1位 多摩市 16.4%
2位 国立市 15.9%
3位 羽村市 13.5%
4位 府中市 13.1%
東村山市と同じ10.6%の武蔵野市も、同順位の19位です。
東久留米市 12.9%
西東京市 11.8%
東大和市 11.7%
清瀬市 11.3%
小平市 10.1%
多摩地域26市全体の道路面積と市域面積を合計して算出した道路率は、9.4%です。
東村山市の10.6%は、この26市全体の数字を1.2ポイント上回っています。
「それなら、なぜ順位は19位なのか」と思うかもしれません。
これは、26市全体の9.4%が、各市の道路率を単純に足して26で割った平均ではなく、26市の道路面積と市域面積をそれぞれ合計して算出した数字だからです。
八王子市や青梅市、あきる野市など、市域が広く、道路率が比較的低い自治体の面積が計算に大きく反映されます。
個別の市を一つずつ順位づけすると、東村山市より道路率の高い市が多いため、東村山市は19位となります。
この数字から見ると、東村山は、道路が極端に少ないまちというわけではありません。
一方で、多摩地域26市の中で「道路が充実しているまち」といえるほど上位でもありません。
ただし、道路率は、あくまでも市域の中で道路が占める「量」を表す数字です。
幹線道路と生活道路のバランスはどうなっているのか。
通学路や住宅地の道路が、安全で歩きやすいものになっているのか。
そして、道路を考えるうえでは、「量」だけでなく、道路の「広さ」も大切です。
同じ道路率であっても、広い道路が整備されているまちと、狭い道路が細かく張り巡らされているまちとでは、実際の通行のしやすさや安全性は大きく異なります。
次回は、道路の平均的な幅を表す「道路平均幅員」という数字から、東村山の道路の「広さ」を見てみます。
※1 数値は2023年4月1日現在。出典は、東京市町村自治調査会「多摩・島しょ地域データブック」。町田市「町田市データブック2025」に掲載された多摩地域26市の比較データを参照しています。
※2 東村山市の道路面積1,825,299平方メートルの内訳は、市道1,534,393平方メートル、国道・都道などの「その他」290,906平方メートルです。
※3 道路率は「道路面積÷市域面積×100」で算出しています。多摩地域26市全体の9.4%は、「26市の合計道路面積÷26市の合計市域面積×100」で算出された数字であり、各市の道路率の単純平均ではありません。


