2026/6/24
令和の玲!しもだ玲です。
先日、東京都・北区立滝野川第三小学校で
発生した火災事故の報道に接し、
『防災は計画だけではなく、
実際に機能するかどうかが重要である』
と、改めて感じました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/74e2999988dca9d673973dbeb1ef3864a8e331b9
北区小学校火災が示した現実
6月19日、北区立滝野川第三小学校で火災が発生。
出火原因は、音楽準備室で電気ストーブ付近に
干されていた洗濯物への引火とみられています。
幸い死者は出ませんでしたが、
児童や教職員合わせて11人が負傷しました。
特に注目すべきは、
音楽室で授業を受けていた児童たちの避難です。
本来の避難経路は煙や防火シャッターによって使用できず、
教員の判断で窓から外のひさしへ避難し、
消防隊によって救助されました。
学校には救助袋も設置されていましたが、
激しい黒煙のため使用できなかったようです。
さらに報道によれば、
救助袋は避難訓練で一度も使用されたことが
なかったとされています。
つまり、「設備があった」ことと、
「実際に使えた」ことは別問題だったのです。
防災で最も重要なのは実効性
災害はマニュアルどおりには起きません。
今回の火災でも、
・想定した避難経路が使えなかった
・設置された設備が活用できなかった
・最終的には現場の判断が児童の命を守った
という現実がありました。
だからこそ、防災において重要なのは
設備や計画の有無ではなく、
「本当に機能するのか」
を検証し続けることだと考えています。

帰宅困難者対策も同じ課題を抱えている
今年2月の練馬区議会・予算質疑において、
帰宅困難者対策について質疑を行いました。
練馬区は帰宅困難者対策として、
練馬文化センターなど7か所の区立施設を
帰宅支援ステーションとして位置付けています。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/kitaku_konnan.html
また、職員や施設管理者による
開設訓練も毎年実施しているとのこと。
一方で、私からは、次の点を指摘しています。
近年は台風や落雷や鉄道トラブルなどにより、
駅周辺で帰宅困難者が発生する事例が
毎年のように起きています。
しかし、その多くは「交通障害」として処理され、
防災訓練の機会として十分活用されていません。
https://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-12959969089.html
実際に人が滞留する状況こそが、
災害時を想定した貴重な検証の機会です。
平時から区民や事業者が
帰宅支援ステーションの存在を認識し、
実際に機能するのかを確認していく必要があります。
災害協定は締結して終わりではない
また、練馬区は現在、
約240団体と災害協定を締結しています。
これは非常に重要な取り組みです。
しかし私は、
「協定を結ぶことが目的になってはいけない」
と考えています。
実際に協定一覧を確認すると、
ファミリーマートとは協定が締結されている一方で、
同様に地域防災機能を担うセブンイレブンやローソンなどとの
連携は十分とは言えません。
さらに、協定締結後に
合同訓練が行われていないケースもあると伺っています。
・災害時に本当に機能するのか。
・担当者が変わっても運用できるのか。
・現場で想定外が起きた時に対応できるのか。
これらは実際に、訓練を行わなければ分かりません。
「ある」ではなく「使える」が重要
北区小学校火災は、防災設備が存在していても、
それだけでは十分ではないことを示しました。
避難設備も、防災計画も、
災害協定も、帰宅困難者対策も同じです。
大切なのは、
「設置されているか」
「締結されているか」
ではなく、
「本当に使えるのか」
です。
私は今後も議会の立場から、
防災施策が“やっている感”で終わらず、
実際に区民の命を守る仕組みとして機能しているのかを
検証してまいります。
災害はいつ起こるか分かりません。
だからこそ平時の訓練と検証が、
未来の命を守ることにつながると考えています。
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