2026/5/22
昨日は「インフラメンテナンス市区町村長会議」の近畿ブロック総会に出席しました。
パネルトークに登壇し、川西市と猪名川町が連携して進める「水道施設の集約化」の現状や、令和9年度の本格実施を目指す「包括的民間委託」への思いを述べました。
現在、川西市が管理する橋梁は200橋ありますが、その6割にあたる120橋が築後50年を経過しており、危険度に応じて必要な修繕を行っています。しかし、20年後にはこの割合が90%を超える見込みであり、人口減少が進む中で極めて大きな課題となっています。
技術的には、すべての橋を悪くなる前に補修する「予防保全」が望ましいものの、財政的にそれをすべて一律に行うのは困難なのが現実です。パネルトーク内でも「現在のようにすべての橋で5年の法定点検を一律に行う必要があるのか」という重要な問題提起がなされました。
私の問題意識もまさに同様です。今後はインフラの重要度(利用者数など)に応じて、定期的な点検と予防保全を行うものと、そうではないもの(事後保全など)を切り分けるなど、戦略的なインフラマネジメントが必要不可欠であると考えています。
実際に川西市では、街路樹について「量を減らして質を高める」方針を掲げ、すでに総量の縮減に取り組んでいます。今後、人口減少がさらに進む中では、中長期的な視点であらゆるインフラにおいて同様の視点で整理していかなければなりません。
厳しい話ではありますが、少なくともその考え方を整理するのが私の市長としての責任だと考えています。
道路や橋梁の維持管理に対する危機感を共有しつつ、他自治体の先進的な取り組みを学ぶ大変有意義な時間となりました。

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