2026/7/10
制度上仕方がないとはいえ、ふるさと納税による財源流出は重要な課題です。交付税措置はあくまで措置であり、その額が国から交付されるわけではありません。計算上、6.8億円の財源がマイナスとなっていることになります。今年度からスタートした18歳までの乳幼児・こども医療費完全無償化に必要な額と同じくらいです。
寄附したことあるかたはご存じでしょうが、寄附者が使途を選択することができます。使途のターゲットを細かく設定することで、寄附額を増やすことができるのではないかという趣旨の質問です。
以下は質問と対する市の答弁のメモです。正式な発言は後日作成される会議録でご確認ください。
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令和7年度、本市への寄附受入は13,468件、2億5631万円でした。一方、市民が市外等へ寄附した額は、3/4が地方交付税で措置されるとはいえ、37億3454万円であり、ふるさと納税による市外への財源流出は大きな課題です。
株式会社さとふるのアンケート調査によると、
ふるさと納税を継続する理由としては、税の控除・還付が第1位です。返礼品が第2位であることから、返礼品を受け取り、税の控除ができる制度として認知されていることがうかがえます。一方、住民票のある自治体へ寄附をする場合、返礼品はないが、寄付金控除の対象となることについての認知度を調査した資料は確認できませんでした。
資料に記載していますが、

寄付金控除の上限額が10万円の市民が、仮に90000円を他市へ返礼品対象、残り10000円を返礼品がない本市へ寄附する場合、10万円を他市へ返礼品の対象として寄附をする場合と同じく、10万円のうち98000円が控除の対象となります。
市民が本市へ寄附した実績ですが、令和7年度は188件、総額4189万715円でした。1件の平均額は約22万円です。本市への寄附の割合は、金額では約16%ですが、件数では1%弱と低いことから、件数については増やす余地があると考えます。ふるさと納税の本来の趣旨である「自治体を応援」という観点からは、市民から本市への寄附を促す取組を進めるべきです。
【Q1】
市民が本市に寄附した場合、返礼品は受け取れないが、寄附金控除の対象となることを、各ふるさと納税ポータルサイトの本市ページや、市公式サイトの各基金のページに記載すべきと考えるが、見解は。
【A1】
ふるさと納税制度において、市内在住者から本市への寄附については、返礼品提供が規制の対象となるため、居住地に対する寄附そのものができないと誤解されている市民の方も一定数おられるものと認識しております。
現在、市のホームページなどで返礼品を伴わない寄附も可能であり、寄付金控除の対象となる旨を広報しておりますが、今後、より多くの市民の皆様にご理解いただけるよう周知方法についても研究してまいります。
そのうえで、制度本来の趣旨である「自治体を応援する」という観点に立ち、寄附をされた方が「自身の寄附が身近な課題解決に役立っている」と実感していただけるよう、寄附金の使途や具体的な取組内容を可視化して伝えることが重要です。
こうした取組を通じて寄附者の共感や満足度を高めることは、結果として、市の事業の充実、さらには本市を応援してくださる寄附の拡大につながるものと考えております。今後は、市のホームページにおいても、寄附金の充当先である各基金の取組について分かりやすく発信し、市民の皆様からの寄附促進に取り組んでまいります。
【Q2】
ふるさと納税サイトを経由して寄附をする場合、運営事業者に支払う事務手数料が発生します。市の各基金へ直接寄附する場合には、金融機関や市役所の窓口で入金手続きをする必要があります。
DXや事務手数料の削減という観点から、市公式サイト上で、申込みから入金まで完結する仕組みを構築すべきと考えるが、見解は。
【A2】
ふるさと納税ポータルサイトを利用されず、本市に直接寄附をする場合、まず市に寄附する旨をご連絡いただいた後に納付書を送付し、金融機関でお支払いいただいたり、市役所窓口で申し込みの上お支払いいただく必要があり、ふるさと納税ポータルサイトを利用した場合と比べて利便性の面で課題があることは認識しております。
この点については、令和9年度から財務会計システムを更新し、納付書にeL(エル)-QR(キューアール)コードを印字する予定であることから、これまでの金融機関や市役所窓口に加え、電子マネーやクレジットカードでの支払いも可能となります。これにより、ふるさと納税ポータルサイト経由の事務手数料を削減しながら、市民の利便性向上を図ることができるものと考えております。
【Q3】
夙川公園の桜は多くの市民にとって象徴的な存在です。桜の時期に適切なプロモーションを行うことで緑化基金への寄附につなげることが可能と考えます。
夙川公園内などに寄附サイト等へ誘導する二次元コードを掲載した広報物を設置して、その場で寄附ができるように取組むべきと考えるが、見解は。
【A3】
緑化基金などについて、桜の時期に合わせて夙川公園内などに寄附サイトへの誘導QRコードを設置し、その場で寄附を集める取組は、季節や地域の特性を活かした効果的な広報手法として、参考になるご指摘です。
特に、桜が満開を迎える春の時期は、多くの人々が公園を訪れ、緑化への関心が高まる貴重な機会です。このような「ふるさとへの想い」が最も高まる瞬間を捉え、その場で簡便に寄附いただける環境を整備することは、緑化基金の充実と市民参加の拡大につながる、効果的な施策と考えます。
本市といたしましても、このような取組の実現可能性や効果について、今後検討してまいります。
【意見】
桜の時期に合わせた緑化基金への寄附の取組みについて
「その場で簡便に寄附いただける環境を整備することは、緑化基金の充実と市民参加の拡大につながる効果的な施策」と考えているのであれば、システムを構築しなくても、緑化基金のサイトやふるさと納税のサイトへのリンクの二次元コードと説明を掲載した広報物を作成して、公園内や公園内の休憩スペースに掲示すれば印刷費のみですぐに実現できます。実現に向けて速やかに取り組んでください。
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ワタナベ ケンジロウ/歳/男
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