唐津市長の公約に「駅とアルピノの一体的再開発」があります。私は、ご存じの方も多いかもしれませんが、中心市街地の活性化を担うまちづくり会社を運営し、選挙のときには中心市街地活性化をマニフェストに、昨年初めての議会に臨みました。

そして、市議会議員になる前から指摘してきた「第3期中心市街地活性化基本計画」と「唐津駅・アルピノ周辺の一体的再開発」に
ついて、要望・質問を続けてきました
※詳しくは、1年前に投稿したYouTubeをご覧ください
(余談ですが、この動画で既に
市道明神線を予測するような道路行政の話もしてました…

)
動画にもあるように、私はこれまで議会で大きく2つを要望しています。
➀第3期中心市街地活性化基本計画
→中心市街地の民間事業者からなる中心市街地活性化協議会を協議し【官民連携】で策定していくこと
➁アルピノと駅の一体的再開発
→ 協議会+専門家を交え、十分な議論検討を重ねていくこと。
そして、これまでの唐津市の議会の回答は
✔協議会としっかり連携し計画策定を進める
✔福岡の大名小学校跡地を参考事例に、アルピノ跡地利活用の検討委員会を立ち上げる
✔R7年度にその専門家謝金も予算化済み
との事でしたので、胸を撫で下ろし、市の動きに合わせ、昨年SNSでも発信した通り、唐津市中心市街地活性化協議会は、
昨年5月に、協議会を招集し研究発表会を開催。
これまで、地道に第3期計画のために準備してしてきた研究や調査が、いよいよ活かされるときが来たと張り切り、また、市の依頼でまちづくりの専門家である大学の先生方を紹介差し上げました。
しかし、今年2月にご報告させていただいていた協議会での唐津市の変な対応から3ヶ月、現在どうなっているかというと―
● 行政主導で協議会を軸に検討しない
● 協議会メンバーへの“個別ヒアリング”を中心に策定
● 協議会やまちづくり会社の調査や研究成果は積極的に取り入れない方向
これまで1期2期の計画策定は、市は協議会と共に調査研究を行い、ビジョンやコンセプト、アクションプランを、検討してきました。
そもそも協議会の設立目的が、計画の検討提案だからです。
しかし、今回は、あくまで協議会ではなく、その構成員の“個別ヒアリング”を軸に進めると
それについては、2月の協議会では、
〇「個別ではなく、公開の場で議論すべき」
〇「これまでの研究成果を活かすべき」
〇「関係者が共通ビジョンを持つ“プロセス”こそ重要で、その機運醸成をすべき」
という当然の意見が相次ぎました。
しかし、にもかかわらず、意見を無視して唐津市は4月から個別ヒアリングを開始。しかも、私達協議会事務局への共有や了承もないまま…。
私達が、個別ヒアリングの事実を知ったのは、協議会メンバーから
「唐津市から中心市街地計画の意見を求める連絡が来たが、何を答えればいいのかわからず困っている」という、相談の連絡があったためです。1人ではなく、複数人からです。
そもそも他の団体に相談や許可なく、構成員に個別ヒアリングを始めていること自体、とても非常識なことだと思いますが、問題は、“個別ヒアリング”というやり方――
聞こえは良いですが、
✔何を聞いたのか
✔何を聞かなかったのか
✔どう整理しどの意見を採用したか
外からは見えません。都合の良い部分だけ切り取ることもできてしまいます。
7月:協議会開催し、ヒアリング結果報告
8月:パブリックコメント
9月:協議会開催し、計画を確定
というスケジュールだけ規定路線とのこと。
さらに、【唐津駅とアルピノの一体的再開発】についても現状をお伝えすると…
● 現時点で協議会で協議実績なし
● アルピノ検討委員会はいまだ設置されてない
● にもかかわらず9月に検討は終了予定
● 10月には民間事業者公募開始予定
という事のようです。しかも現在の委員構成員には、以前紹介をお願いされた“まちづくり学識芸権者”から公認会計士や経済学者、行政職員中心に方向転換されているようです。もちろんそれぞれ大切な専門性ですが、「まちの未来をどう描くか」、まちづくり構想の視点が十分なのか、私は疑問を感じます。
この唐津駅周辺の再開発は、JRとバスの乗り合わせの課題の解消、商店街への導線の改善、まちなか駐車場の課題、様々な要素があります。50年後、100年後の唐津を左右する本当に重要なプロジェクトです。
何故、これまでの充実した産学連携の研究成果(中心市街地協議会では、都市再生推進法人の地元まちづくり会社/いきいき唐津株式会社、九州大学、佐賀大学、東急不動産とともに中心市街地エリアマネジメント研究会を2年に渡って開催)を唐津市は活かそうとせず、地元関係者や専門家との十分な議論もなく、短期間で、まちづくり専門外の専門家中心の外部委員会と行政で方向性を決めようとしているのか…。これまで、行政幹部からは、「市の土地は市のものなので、市が決める」というような趣旨の発言もありました。
「市の土地=市民の財産」
「市のお金=市民の血税」
だと私は考えています。
本当にこんなやり方で良いのでしょうか。皆さんは、どう思われますか。
私は、市の政策は、議会という市民の皆さんに選ばれたリーダーたちの承認や、市民の理解や合意をもって決まっていくもので、市が勝手に決めてよいものではありません。
そして、この構造は、「
市道明神線」と非常によく似ています。見せかけの官民連携で必要な協議や検討は存在せず、行政内部でいつの間にか話が進んでいて市民がおかしいと気づいた時には、もうどうにもならない…。
しかし、駅とアルピノは…今ならまだギリギリ間に合います。私は、唐津市の未来を左右する、この重要な再開発が、本当に唐津を、市民を豊かにするプロジェクトになるために、市民の皆さんに情報発信を続けていこうと思います。