2026/7/26
ここまで、「数字で見る東村山」では、鉄道駅の多さと道路環境について見てきました。
改めて、これまで取り上げた数字や市民の声を整理してみます。
🚃 市内には9駅
市域面積から計算すると、約1.9平方キロメートルに1駅。東村山市は、比較的鉄道密度の高いまちです。
🛣 道路率は10.6%
市の面積に占める道路面積の割合は、多摩地域26市中19位です。
🚶 道路平均幅員は6.0メートル
道路面積を道路延長で割った平均的な道路の広さは、多摩地域26市中22位。道路全体としては、比較的狭い部類に入ります。
📊 市民意識調査
「生活道路の整備」や「利用しやすく安全な交通環境」は、満足度の低い項目となっています。
📘 東村山市第5次総合計画
「道路や駅周辺などの都市基盤について、市民満足度が低い状況」と整理されています。
🎒 東村山第五中学校でのタウンミーティング
生徒の皆さんからは、「学校の近くに歩道をつけてほしい」という声も出されました。
こうして並べてみると、東村山市の特徴が少しずつ見えてきます。
東村山には、鉄道駅が多いという大きな強みがあります。
西武新宿線、西武池袋線、西武国分寺線、西武西武園線、西武多摩湖線、JR武蔵野線が通り、市内外への移動を支えています。通勤や通学、買い物など、日々の暮らしの中で鉄道の便利さを感じている方も多いと思います。
一方で、駅が近くにあることと、誰もが移動しやすいことは、必ずしも同じではありません。
駅まで向かう道路に歩道がない。
道路が狭く、車や自転車との距離が近い。
高齢者や小さな子どもを連れた方にとって、歩きにくい場所がある。
駅から離れた地域では、日常の移動手段が限られている。
どれだけ駅が多くても、駅まで安全にたどり着けなければ、その強みを十分に活かすことはできません。
鉄道は、駅だけで完結するものではありません。
自宅から駅まで歩く道、自転車で通る道、バスやタクシーとの乗り継ぎ、駅前の安全性や使いやすさまで含めて、初めて便利な交通環境になります。
そのため、鉄道と道路を別々の政策として考えるのではなく、一体的に考えることが大切ではないでしょうか。
たとえば、通学路や駅までの道路の安全対策、歩道の整備、危険な交差点の改善、自転車の通行環境、駅から離れた地域の移動支援などを組み合わせて考えていく必要があります。
すべての道路を一度に広げることはできません。だからこそ、利用者が多い場所や、子ども、高齢者などの安全に関わる場所から、優先順位を明確にして改善していくことが重要です。
駅が多いという強みを、誰もが移動しやすいという暮らしの実感につなげる。
東村山の交通政策では、そんな視点が必要だと感じています。
皆さんは、今回の数字をどのように感じますか。
普段利用している駅までの道や、身近な道路、移動手段について、「ここが便利」「ここは改善してほしい」と感じることがあれば、ぜひお聞かせください。
※道路率は「道路面積÷市域面積」、道路平均幅員は「道路面積÷道路延長」で算出した数値です。道路平均幅員は、市内の個々の道路幅ではなく、幅の広い道路と狭い道路を含めた市全体の平均を示しています。
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サトウ ミズキ/45歳/男
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