2026/7/11
《24年を経て、本が私のもとへ帰ってきました》
2002年からシリーズとして出版した私の3冊の本が、24年の時を経て、野中佳代子さんの著書 『自閉症のプロではなく「あーくん」のプロに』 の中で紹介されました。
参考文献として3冊すべてを掲載してくださり、本の中では、私の本との出会いや、その時の思いも綴ってくださっています。
本当にうれしく、胸が熱くなりました。
あの頃、このシリーズを書き始めたのは、同じように悩む保護者の支えになれたらという思いはもちろん、自分自身の心に湧き上がる疑問や不安、葛藤を整理したいという思いもありました。
子どもの障害を受け止めきれない自分。
将来への不安。
学校への戸惑い。
そんな自分の心を、専門家や様々な方々に取材して書くことで整理し、一歩ずつ前へ進もうとしていたのだと思います。
そして24年。
その本を読んでくださった野中さんが、ご自身の子育ての中で支えられたことを書いてくださり、今度はその言葉に、私自身が支えられています。
野中さんの著書は、発達障害のある子を育てる中で、多くの保護者が経験する戸惑いや葛藤、迷いを、ご自身の体験を通して率直に綴った一冊です。
でも、読んでいると不思議と肩の力が抜けるのです。
「自閉症のプロ」になるのではなく、**「あーくんのプロ」**になっていく。
障害名ではなく、一人の子どもと向き合い続けるお母さんのまなざしが、本全体から伝わってきます。
特に心に残ったのは、知的障害があることを、あーくん本人にどう伝えるかという場面でした。
親としてどんな言葉を選び、どんな思いで向き合うのか。その姿勢が本当に素敵で、深く考えさせられました。
本は、出版したら終わりではないのですね。
時を超えて誰かに届き、その人の人生の支えとなり、その思いがまた巡って自分のもとへ返ってくる。
支えていたつもりが、今は私が支えられています。
野中佳代子さん、本当にありがとうございます。
発達障害や知的障害のあるお子さんを育てている保護者の方はもちろん、教育や福祉に携わる方、多くの方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
#自閉症 #発達障害 #知的障害 #子育て #障害児育児 #就学相談 #特別支援教育 #野中佳代子 #海津敦子 #おすすめの本 #本がつなぐご縁 #24年を超えて





この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>海津 敦子 (カイヅ アツコ)>《24年を経て、本が私のもとへ帰ってきました》2002年からシリーズとして出版した私の3冊の本...