2026/5/24
今年に入って、国内でも、世界でも、気が滅入るようなことが多く起きてきた。
しかし、ハンガリーでは約16年ぶりにオルバン政権が終わり、マジャル・ペーテル新首相・政権が誕生した。約16年間政権を担ってきたオルバン前首相・政権は、かなりのロシア寄りだったので、EUにおいてウクライナ支援策を進めようとしても、ハンガリーの判断によって阻止されることが続いた。
そのハンガリーで、今回、マジャル新首相が、オルバン前首相によって国連に通告されていた「I.C.C.(国際刑事裁判所)からの離脱を撤回する」と明らかにしたという。間に合ってよかった。大歓迎だ。
オルバン前首相は、I.C.C.から逮捕状が出ているネタニヤフ首相がハンガリーを訪問した際に、条約締結国であるにもかかわらず、ネタニヤフ首相を逮捕しなかった。締約国義務違反だ。同じことは、条約締結国であるモンゴルでも、プーチン首相を逮捕しないという締約国義務違反が起きている。
当ブログで何度も書いているが、I.C.C.の所長は、現在、赤根智子氏だ。逮捕状は、当然、各国から選出された法のプロフェッショナルたちが十分に法的審議をした結論として出されている。にもかかわらず、様々な外交上の懸念から、条約締結国が、その義務に反して、逮捕状が出ている人物を拘束しないということが起きている。残念ながら、それが現実だ。
しかし、だからと言って、I.C.C.が必要ないわけではない。そのような締約国義務違反に至る原因を潰していくことによって、さらに、強化していく契機としなければならない。
アメリカでも、国民に法を守らせる立場にある大統領自ら、法の網をかいくぐり、歴代の大統領が「モラル」として守ってきた慣習を破り、自分を批判する者たちを排除し、選挙のルールを変え、ゲームをするように法が実質的に壊され、民主主義が破壊され、国家が破壊されている。あと約2年半、アメリカが長年築き上げてきた民主主義や法体系が、なんとかもってほしいと願うばかりだ。
民主主義をどう機能させるのか。その根本には「法」が「公正に」機能していなければならない。今、トランプ政権が進めているように、法そのものを改悪することもできる。こういった悪法や法執行は、憲法違反として排除されなければならない。
その一方で、EUからたびたび「法の支配」について批判されてきたハンガリーが、市民によって政権を「選び直す」ことによって、ハンガリーの法の支配や民主主義を刷新できる可能性が出てきた。実際に刷新できるかどうか注目したい。
同じことは日本でも言える。現在、国会で検討されている様々な法律が、真に民主主義を支えるものになっているのか、個人の自由と尊厳を守るものになっているのか、私たち一人ひとりの「判断」が問われている。
さらに加えて、流山市もまた同じだ。条例があっても、それがきちんと「公正に」遵守されているのか。条例の網をかいくぐったようなウルトラDのやり方が行われていないか。
私たち市民の「判断」が問われている。
流山市であろうと、日本国であろうと、ハンガリーであろうと、アメリカであろうと、その「公正さ」をないがしろにすれば、民主主義は機能しない。足元から腐っていく。為政者が、これまでの人類の営みによって積み重ねられてきた知識や実践の上に立つ倫理観をもって「公正な」運営を行なっていかなければ、過去に起きた市民生活の犠牲は再び起こるだろう。
その為政者を監視し、選ぶのは、ハンガリーであろうと、日本であろうと、流山市であろうと、私たち一人ひとりだということを改めて肝に銘じたい。
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ホーム>政党・政治家>上田 恵子 (ウエダ ケイコ)>流山市も、国も、ハンガリーも、民主主義の根幹は「公正な」法(条例)の遵守だ!